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2022年10月16日

こんにちは、院長の雲井です!

みなさん、コロナの影響もやや遠のき、旅行に出かけたり、みんなで食事や飲み会も少しですが、復活してきました。駅前から歩いていても、マスクを外している人を見かけることもだんだん増えているように思います。平常生活が早く復活することを祈ってやみません。

ところで、コロナ禍のせいもあると思いますが、「噛みしめ・くいしばり」を見かけることが実に多いです。ご本人が自覚している・していないはありますが、患者さんの10人に1人...いや2人はやってらっしゃいます。

噛みしめ・くいしばりの害

①自分の歯を破壊する
歯が割れる。根が割れる。根が割れると抜かないと治らないことが多いです。

②顔の形が変わる
長い間、くいしばりを続けていると、えらが張ってきます。小顔がいいとか別に思いませんが、女性の方では「小顔」を理想と思う人も少なくないでしょう。
くいしばりを続けると、小顔とは真逆の効果があります。

③歯周病を悪化させる
現代日本人の8割以上が程度の差こそあれ、歯周病の症状を持っています。歯を支える歯肉や骨に過剰な負荷を加えるのがくいしばりです。歯周病で弱っている歯肉や骨にさらにダメージを与えることになります。泣きっ面にハチとはこのことです。

まだまだ、他にも悪影響がありますが、いっぱい書いても読み飽きてしまうところでしょう。

こうした困った癖である「嚙みしめ・くいしばり」ですが、根本的にこの癖を辞めさせることはなかなか難しいところです。

何しろ、無意識にやっている人が非常に多いのですから。

我々、専門家が患者さんに「やってるでしょ」と指摘しても「やってないです」という人も多いくらいです。

しかし、最近の知見で効果の高い行動療法が報告されています。

最後に、こちらを紹介しますね。

簡単な方法なのでぜひ実行してみてください。

いきますよ。

舌の先端を上顎の前歯の後ろの土手に当ててください。普段から、習慣的にそうしていてください。

そうすると何がいいかというと、力を入れて噛むことはできないのです。

舌を上顎の前歯の後ろの土手につけたまま、しっかり噛むことは難しいです。

つまり、舌のポジションを工夫することで無意識の噛みしめを防ぐことができるのです。

「くいしばり・噛みしめ」の心当たりのある方はぜひやりましょう。

いつもそうするようにして、くせにしてしまうことがポイント。

たまにやるだけではダメですよ。

それから、間違っても舌の先を前歯の裏側に当ててはいけませんよ!

土手に当ててくださいね。前歯の裏側に当て続けていると、前歯が動いてしまう可能性があります。歯並びが悪くなるかもしれません。

気を付けてくださいね!

それではまた。


2022年10月 5日

 

 

こんにちは。院長の雲井です。
10月に入り、日中の気温も下がってまいりました。
皆さま、衣替えはもうお済みでしょうか?
うっかり薄着で出かけて、
風邪を引かないように注意しないといけませんね。

 

さて、衣替えといえば、
お口にも「とある時期」を境に
様変わりすることがあります。

 

それが、
「乳歯から永久歯への生え変わり」です。
乳歯は単に永久歯までの「つなぎの歯」ではなく、
子どもの発育において大切な役割を担っています。

 

 

 

 

■乳歯が「お子さまの健康」を左右する?

 

乳歯の寿命は、およそ6~10年。
その限られた期間の中で、
「乳歯が健康であること」
さまざまなメリットがあります。

 

まずひとつは、
食べものをしっかりと噛めること。

 

当たり前に思えるかもしれませんが、
よく噛んで食べることは、
健康な身体を作るだけではなく、
体の免疫力を高め、
脳の発育を促す効果もある
ため、
乳歯に関わらず、とても重要なことです。

 

 

 

ほかにも、
あごの成長を助け、顔立ちを整えたり、
言葉の発音を助けたりする
など 、
「健康な乳歯」は
「お子さまの健康」と
深い関わりがあります。

 

 

 

 

■乳歯のむし歯は永久歯にも悪影響が

 

「乳歯のむし歯」の本当の怖さは、
「むし歯になりやすい環境」が
すでに作られてしまっていること
です。

 

・不規則な食生活
・糖分の多い食習慣
・間違ったセルフケア...

 

「もし乳歯がむし歯になっても
どうせ永久歯が生えてくるから...」

 

そう思っていても、
『むし歯になりやすい環境』
根本的に改善されていないと、
せっかく生えてきた永久歯も
あっという間にむし歯になってしまいます。

 

 

 

また、乳歯がむし歯になると、
乳歯の抜けるタイミング
ずれてしまうことがあります。

 

永久歯は乳歯を目印にして生えるため、
本来とは異なる時期に乳歯が失われると、
道案内を失った迷子も同然の状態になり、
歯並びが悪くなってしまうのです。

 

 

 

 

■乳歯のむし歯予防はいつ始める?

 

では、乳歯のむし歯予防は
いつから始めるのが良いのでしょうか?

 

それはずばり、
最初の乳歯が頭を出したときです。

 

 

とはいえ、初めから歯ブラシで
ゴシゴシ磨く必要はありません。

目標は「磨くこと」よりも、
「歯みがきに慣れること」です。

 

まずは清潔な指でお口に触れ、
「口に物が触れる感覚」に
慣れてもらい、そこから
・ガーゼでぬぐう
・乳児用の歯ブラシを当てる


など、
少しずつステップアップして
習慣づけていきましょう。

 

 

 

 

乳歯の健康をおろそかにしていると、
せっかく生えてきた永久歯にも
「すぐにむし歯になる」
「うまく噛めない」
「歯並びが悪い」
など、
さまざまな悪影響が出てしまいます。

 

永久歯は12歳ごろに生え揃い、
それから一生付き合っていく身体の一部。
そして、一度失ったら元通りにはなりません。

 

そのため、乳歯のころから
しっかり予防していくことが大切
なのです。

 

 

 

しかし一方で、
子どもの歯を毎日磨くのは
子育てで忙しい親御さんにとって
想像以上にハードルが高いものです。

 

「むし歯が心配」
「歯並びは大丈夫?」
「歯を磨かせてくれないけどどうしたらいい?」

 

そんなときはぜひ、
「むし歯予防のプロ」である
私たちを頼ってください。

 

 

子どもから大人まで、
お口の健康を守るのが
私たちの役割です!

 

 

 

くもい歯科クリニック
〒213-0004
神奈川県川崎市高津区諏訪1-9-1 諏訪平壱番館102
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くもい歯科クリニッ​ク 院長 雲井秀樹

くもい歯科クリニッ​ク
院長 雲井秀樹

北海道大学歯学部卒

鶴見大学歯学部小児歯科学教室助手職を7年間務めたのちに、当地にて開業。

ファミリアキッズ駅前園 園医

日本歯科医師会会員 日本小児歯科学会会員