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2022年7月 6日



 


こんにちは。院長の雲井です。

梅雨が明けると、本格的な夏到来!

蒸し暑い季節は少し動くだけでも汗をかくので、

冷たい飲み物をがぶがぶ飲みたくなりますよね。


 


水分補給をする機会も増えてくるかもしれませんが、

実は歯を溶かしてしまう

キケンな飲みものがあります。

歯が溶けるとさまざまなトラブルが起こり、

やがて歯がボロボロになってしまいます。


 


歯が溶けるということは決して珍しくなく、

誰にでも起こり得る症状です。


 

 

 

 


■むし歯じゃないのに歯が溶ける?


 


むし歯はお口の中の細菌によって

歯が溶けてしまう病気です。


 


一方、むし歯ではなくても

飲食物に含まれる酸によって

歯が溶かされてしまう疾患があります。

これを、「酸蝕症(さんしょくしょう)」といいます。


 



 

 

 


酸蝕症にかかると、次のような症状が現れます。



□ 歯がしみやすくなる

□ 歯の先端が薄くなり、透き通る

□ 歯が欠ける、ヒビが入る

□ 歯が黄色っぽくなる

□ エナメル質(歯の表面)に白濁が見られる

□ 歯の表面がへこむ

□ つめものが外れやすくなる


 


この中のひとつでも当てはまる方は

酸蝕症の恐れがありますのでご注意ください!


 

 

 

 


■酸蝕症を引き起こす食べもの&飲みもの


 


酸蝕症の原因はいくつかありますが、

最も多いのは酸性度の高い食品の摂り過ぎです。


 


特に、

・柑橘類(レモンやグレープフルーツ、みかんなど)

・お酢

・コーラ

・スポーツドリンク

・栄養ドリンク

・ワイン




などは、酸性度の高い飲食物です。


 



 

 

 


通常、お口の中は中性に保たれていますが、

酸性度が高い飲食物を摂り過ぎると

酸性の時間が長くなり、

歯が溶けやすくなります。


 

 

 

 


■歯を溶かさないために


 


お口のなかの酸性度が高くなっても

普段はだ液の働きによって

中性へと戻っていきます。


 


ですが、間食が多くなると酸性の状態が続いてしまいます。

ダラダラと食べたり飲んだりしないことが大切です。


 


また、寝ているときはだ液が分泌されず、

中性に戻りにくいため、

就寝前の飲食も控えることをおすすめします。


 



 

 


酸性度の高い飲食物を摂った後は

お水でお口をゆすぐようにしましょう!


 

 


酸性の食品だからといって、

食べたり飲んだりしないほうが良い、

というわけではありません。


 


何より、食事は人生の楽しみのひとつです。


 


我慢するのではなく、

しっかりお口のケアをして、

お好きな食べものを楽しんでくださいね!


 

 

 


くもい歯科クリニック
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くもい歯科クリニッ​ク 院長 雲井秀樹

くもい歯科クリニッ​ク
院長 雲井秀樹

北海道大学歯学部卒

鶴見大学歯学部小児歯科学教室助手職を7年間務めたのちに、当地にて開業。

ファミリアキッズ駅前園 園医

日本歯科医師会会員 日本小児歯科学会会員