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2022年5月23日

こんにちは、院長の雲井です🐄

今日は、最近、気になっている「歯ぎしり」についてお話しします。

医院の患者さんにも 「歯ぎしり・くいしばり」をされている方の割合が年々増えているように思えます。

しかも、ご本人は自覚がないという方が多いのです。

実は、お口の中の状態を観察すると、客観的に「歯ぎしり・くいしばり」をしていることがわかってしまいます。

まずは、ご自分でも手鏡などでお口を観察してわかる、その兆候を書いてみます。

兆候① 舌の横部分にぎざぎざした形の歯型がついている。

これは本来ないものです。くいしばる人はベロを歯の内側に押し付けるのであとが付くのです。

兆候② 頬っぺたの内側に白っぽいすじ状の跡がついている。

これもくいしばる人に良く見られます。くいしばるときに噛む筋肉に強い緊張状態が生じるので、頬っぺたの内側が歯の外側に押し付けられて跡がつくのです。

兆候③ 歯茎の部分の内側・外側の骨がでこぼこした形になってくる。あるいは上顎の天井の部分にこぶができてくる。

ベロで歯茎の部分の歯肉を触ってみてください。何かでこぼこした隆起を感じる人は、骨瘤ができています。

これは「歯ぎしり・くいしばり」で過剰な力が歯茎にかかると反応性に骨が壊されないように増殖するのです。

ただし、きれいに骨が全体的にできるわけではないのででこぼこした瘤のような隆起ができてしまうのです。

兆候➃ 歯の噛む部分が光沢があってピカピカしている。

これは、「歯ぎしり・くいしばり」で上下の歯がお互いにすりすりするわけですから、研磨しあっているわけで、よく当たる部分はピカピカになるわけです。

兆候⑤ 朝起きた時に顎が痛い・疲れた感じがする。

夜間に「歯ぎしり・くいしばり」をするひとは多いです。こうした方々は不必要に力が入り続けているので、顎が痛くなることもあります。


「歯ぎしり・くいしばり」の徴候について書いているだけで、長くなってしまいました。

今日はここまでにしますね。近々に続きを書きます。

でも大事なことを最後に。

「歯ぎしり・くいしばり」を放置していると、恐ろしいことに自分で無意識に奥歯などを破折させてしまうことがあります。歯を割ってしまうのですね。

恐ろしいですね。大切な歯をむし歯でもなく歯周病でもないのに失うことになります。

そうならないようにしたいものです。

それではまた。


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くもい歯科クリニッ​ク 院長 雲井秀樹

くもい歯科クリニッ​ク
院長 雲井秀樹

北海道大学歯学部卒

鶴見大学歯学部小児歯科学教室助手職を7年間務めたのちに、当地にて開業。

ファミリアキッズ駅前園 園医

日本歯科医師会会員 日本小児歯科学会会員