アルツハイマー型認知症と歯周病 【二子新地のくもい歯科】
こんにちは!院長の雲井です。🐄
早いもので、昨年の災害(10月12日)から一年以上が経過しました。
当時は、あまりの被害に再建しようという意欲がわかず、このまま閉院しようかなと真剣に思っておりました。
しかし、家族や周囲の皆さまの励ましのおかげで2020年2月には早くも現在地で再開業することができました。
そこまでには紆余曲折があったのですが、いくつかの幸運と周囲の人のけん引力がものごとを前に進めてくれたのだなと今は思っております。
こういう大きな痛手を被った時に男は弱いですね...
女の人の方が強い!!家庭や仕事場にいる女性の方のけん引力には頭が下がりました。
落ち込んでいる私を引っぱたいて奮い立たせてくれました。
おおげさですが、女が歴史を作るというのは本当だなと思います。
すいません、私事を書きすぎですね。。。。
さて、今日はアルツハイマーと歯周病の関連性がまたひとつ明らかになったという話題です。
10月28日のテレビ朝日・羽鳥慎一のモーニングショーで取り上げられていました。
アルツハイマーを引き起こすアミロイドβという物質の体内での生成を歯周病菌が後押しする。増加させる。
そのことはすでに知られていたのですが、九州大学歯学部の研究によると、脳の中でそのアミロイドβを受け入れる受容体の働きも歯周病菌によって活性化されることが分かったのです。
つまり、歯周病になるとアルツハイマーの原因物質が体内に増えるだけでなく、脳に原因物質が取り込まれやすくなるというわけです。
恐ろしいですね。歯周病をケアしない人はアルツハイマーになりやすいわけですね。
わかりやすい流れで恐縮ですが、定期的に口腔ケアを行うことで歯周病は防げます!
ただ、ホームケアには限界があり、歯科クリニックでのプロフェッショナルケアでホームケアで落ちない汚れを取る必要があります。
糖尿病も同じですし、新型コロナウィルスによる肺炎も同じです。歯周病菌は本当に悪さをします。
さまざまな全身疾患や成人病を増悪させる重要因子なのです。
ぜひ、歯科クリニックでのプロフェッショナルケアを受けて全身疾患・成人病を予防しましょう!!