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2014年7月13日

こんにちは!院長の雲井です。

今日は、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭へのお話です。

21世紀に入ってから顕著になってきていますが、子供さんの虫歯の数はどんどん少なくなってきています。歯の健康にかかわるものとして大変うれしく思っています。

子供の歯が虫歯になるとたいへんです。なにしろ、歯の治療に対する理解なんてあるわけないですから、「怖い!」「おそろしい!」「マスクをした怖い人にぎらぎら光る道具でいじられる」「ものすごい音と振動のある機械でぐりぐりされる!」とまあ、トラウマになりそうなことのオンパレードです。

私は子供の治療については特に専門としているわけですが、長い経験とノウハウを持っていても初めて歯を治す子供さんに完全に精神的苦痛を与えずに治療できる自信はありません。これは正直に申し上げます。

ですから、最初に述べたように子供さんの虫歯が減り続けるのはすごくうれしいです。

が、しかし・・・・・

全体としては子供の虫歯は減っているんですけど、2極化が進んでいます。

それってなに?

実は、虫歯の子供は少ないのですが、虫歯がある子供さんの重症化が目につくのです。

一方で、「虫歯0のお子さん」がたくさんいるのですが、もう一方で「虫歯がすごく多いお子さん」が少しいるのです。

これはどうしてでしょう???

いくつかの原因があるのですが、今日はお子さんのお口の中の虫歯菌に話を絞ってお話ししましょう。

ここ大事なんですが、「虫歯は虫歯菌による感染病です!!」

虫歯菌をお口の中にたくさん持っている子供さんとそうでない子供さんがいるのです。

当然ながら、虫歯菌がいないお子さんは虫歯になりません。原因菌がいないのですから、たとえ歯磨きができてなくても虫歯にならないのです。

と、いうことは、もし、お子さんのお口に虫歯菌がたくさんいると、すこし歯磨きをさぼっただけで虫歯ができやすくなるのです。。。。おそろしいですね。

だから。。。虫歯菌がお子さんのお口にいないようにしたいものです。

どうしたら、虫歯菌がいない状態になるのか。。。。

最近ではかなりはっきりとその方法がわかってきています。

実は、虫歯菌は親御さんなどから、子供さんにうつされているのです。。。

ええええ。。。。愛するわが子に親御さんが虫歯菌をうつしている。。。。

そうなんです。親御さんが「口移しで食べ物をあげたり、かわいくてチュッチュッしたりする」。その行為が菌をうつすことになるのです。

特に、1歳半から3歳くらいまでがとても危険な時期なのです。これ重要です!!

理屈はどうでもいいのですが、この時期は特に虫歯菌をうつされやすいので、要注意です。

親御さんは本当に気を付けてください。

この時期を過ぎるとお子さんの免疫が働くようになり、虫歯菌がお口の中に入ってきても撃退されるようになるのです。

つまり・・・3歳までに虫歯菌の感染を受けなければ、一生、虫歯菌と無縁の生活を送れるの可能性が高まります。

一生ですよ!!!

「お子さんに3歳まで、虫歯菌がうつるようなことはしないようにしよう」

よろしくお願いします。

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くもい歯科クリニッ​ク 院長 雲井秀樹

くもい歯科クリニッ​ク
院長 雲井秀樹

北海道大学歯学部卒

鶴見大学歯学部小児歯科学教室助手職を7年間務めたのちに、当地にて開業。

ファミリアキッズ駅前園 園医

日本歯科医師会会員 日本小児歯科学会会員