今日は赤ワインの気分
院長の雲井です。
皆さん元気でお過ごしでしょうか?11月18日は何の日だったかご存知ですか?
そう!ボジョレーヌーボーの解禁日です。ワインに多少とも興味のある方ならご存知ですよね。
今日はちょっとその話を書きたくなりました。
「ボジョレーヌーボー」は、ブルゴーニュ地方産の試飲目的の赤ワイン。摘みたてのガメイ種をマセラシオン・カルボニックと呼ばれる特殊な醸造法で急速発酵させたものです。当然ながら、軽い飲み口のフルーティな仕上がりになります。その年のブドウのポテンシャルを評価することができると言われています。
もちろん、醸造酒はいきものなので、その後の熟成により評価は変化していきます。たとえ、非常に高い評価のヴィンテージであってもその後に評価レベルが1~2段階下がってしまうこともあるのです。したがって、非常に高評価であった2009年のヴィンテージの今後の変化は注目に値しますね。
よくあることなのですが、「ボジョレー」と聞くと、全部が新酒のことだと勘違いされている方がいらっしゃいます。ボジョレーは生産地名であって「新酒」のことではありません。
ボジョレーにはクリュ・ボジョレーといわれる特定の生産地があり、特に、「ムーランナヴァン」「サンタムール」などが有名です。ガメイ種は長期熟成には向かないので深みのあるあじわいではなく、さわやかな軽口のワインです。ほとんどが赤ワインですが、ごく少量の白ワイン(シャルドネ種)も作られています。隣接するマコン地域は逆に白ワインが多くなります。
今年・2010年はどうなんでしょうかね。さきほど、ワインを買ってきました。今晩、早速試したいと思います。
そうそう、ヌーボーはちょっと生臭いので、少しだけ冷やして飲んだ方がよいようです。
今日はウンチク話になってしまいました。それではまた、診療室でお会いしましょう。