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2009年4月11日

こんにちは、院長の雲井です。

「スタッフルームのささやき」ということで、うちの常勤スタッフに記事を書いてもらいましたが、これも山越くんで一巡ということになり、私の番が回ってきました。

実はいいネタがないのですが、いまさら、自己紹介もないので、今日は、以前に失われた「ノートブック(たしかそんな名前)」という、ブログ以前のコラムから、思い出深い作品を再録します。

これは、もう5,6年も前のことなのですが、高速道路を運転中の出来事です。私は自宅から、毎日、第3京浜を使って通勤しています。運転はもともと好きだし、気晴らしになるので全く苦になりません。しかし、同じルートばかり通っていると、慢心が生まれてついついスピードも出てしまいます。その日も、時速100km+XXkmで、追い越し車線を爆走しておりました。都築近くの緩やかなカーブに差しかかったとき、突然、左の前輪あたりから、「グガァーースココンスココン、バフッ・・」と表現困難な連続音が発生し、大きくハンドルがとられそうになりました。様子から、すぐに左前輪バーストとわかりました。普通なら高速での走行中でパニックになってもおかしくない状況だったのですが、どういうわけか「急ブレーキ・急ハンドルはしてはいけない」と頭に浮かび、エンジンブレーキで減速しながら、ゆっくりと走行車線わきの路肩で停車し事なきを得ました。我ながら、見事な対応で感心してしまいましたが、「あれ、なんかこれ、見たことあるな」という思いがよぎりました。「これと同じのをどこかで見たことがある...えっデジャブーなの?」と考え込んでしまいましたが、「そうだ!あれだ!コロンボだ!!」と、答えが見えました。はるか昔、中学生のころ、ピーター・フォークの「刑事コロンボ」が大ブームで私は、猛烈にこれにはまってしまい、テレビ放送は全部見たし(当時は一般家庭で録画はできません)、ノベルズもほぼ全巻そろえるという狂の付く大ファンだったのです。シリーズの「パイルD3の謎」の中で、犯人が殺人を犯したあと、死体を車のトランクに入れて高速道路を走行中にバーストするのですが、、巧みなハンドルさばきで路肩に車を停めるシーンがありました。ところが、たまたま付近を走行していた白バイの警官がこれを見て犯人の車に近づき声をかけます。「いやぁ見事なハンドルさばきだったな、あのスピードでパンクするとパニックになって急ブレーキ・急ハンドルで事故るやつもいるが、あんたは冷静だったな」とほめてから、「さあタイヤ交換を手伝うよ。トランクを開けてくれ」と言われて、窮地に陥るシーンがあった!!きっと、とっさにあのバーストシーンが頭に浮かんだんだ!思わず、刑事コロンボの大ファンでよかった!!と思いましたし、「くだらん小説を読む時間があったら勉強しろ!」と父親にどなられながらもこっそりとノベルズを何度も繰り返し読んでいたことが役に立ったんだなと思いました。世の中に無駄な知識などないということを実感した出来事でした。

どうですか?これ、実話ですよ。人間、何が役に立つかわかりませんね。歯科には全然関係ないけど・・・( ̄Д ̄;;。無駄な知識をあなたに・・・雲井でした。

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くもい歯科クリニッ​ク 院長 雲井秀樹

くもい歯科クリニッ​ク
院長 雲井秀樹

北海道大学歯学部卒

鶴見大学歯学部小児歯科学教室助手職を7年間務めたのちに、当地にて開業。

ファミリアキッズ駅前園 園医

日本歯科医師会会員 日本小児歯科学会会員