2024/08/02
院長の雲井です🐂
毎日毎日、暑くてほんとにたいへんですね。夏休み期間中は、いろいろとイベントなどもあるでしょうから体調を崩しやすいので無理をしないようにしましょう。
オリンピックもたけなわですね。いろんなスポーツのトッププレイヤーが見れるのは楽しみです。ただ、どうしてもプレーヤーの口元を見てしまいます。スポーツ用のマウスピースで歯を保護しながらプレーする様子が頻繁にみられます。
集中力が高まるほど、人間は噛みこみます。ものすごい加圧が歯と歯周組織に加わるので保護していないと歯はどんどんすり減りますし、歯周組織も破壊されて歯がぐらぐらになるのです。
昔はマウスピースはあまり普及していなかったので、プロ野球選手など名選手になるほど歯はボロボロだったそうです。
へえ、そうなんだと思っている、そこのあなたは大丈夫ですか?
今の世の中、スポーツでなくても歯をくいしばる人は大変多いのです。
理由は、「社会生活でのストレス」と「スマートフォンの普及」です。
現代社会は「ストレス社会」と言われるほど、毎日が緊張と我慢の連続です。
満員電車に乗らなきゃいけない、
会社のデータ入力をまちがえちゃいけない、
いやな上司や同僚とも一緒に仕事しなけりゃいけない
数え上げればきりがないですね。そんなストレスがかかると人間はくいしばってしまうのです。無意識に。
また、スマートフォンを持っていない人はかなり少数派となっています。
スマートフォンの画面を注視する時間がどうしても長くなっていますよね。
そのとき重さ5㎏以上ある頭部を前に傾けます。その状態を首や肩の筋肉で支えているわけです。
人間が筋肉に力をいれるときはどうなりますか?歯をくいしばるんですね。無意識に。
そういうわけで、無意識に歯をくいしばっているのはスポーツ選手だけではなく、一般の方々にも普通にたくさんいらっしゃいます。
無意識なのが問題です。
自覚がないので一日中くいしばっているのに気が付いてない人が本当に多いです。
歯に痛みが出てから、顎の関節の調子がおかしくなってから、歯科を受診して初めて気が付くという流れです。
そういうわけで、みなさんもくいしばりをしていないかちょっと考えてみてくださいね。
2024/08/02
こんにちは。院長の雲井です。
猛暑の続く8月、冷たいものを飲む機会が増えますね。
こんな時、飲みものに入っている氷をついついガリガリかじってしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように、氷や飴などの硬いものを噛んでしまいがちな方は歯が割れてしまうリスクが高まるため、注意が必要です。歯が割れてしまうと、割れ方によっては思わぬ結果を招くことがあります。
● 歯が割れるとどうなる!?
歯が割れる場合、「欠ける」、「亀裂が入る」などさまざまなパターンがあります。
程度が軽ければ、つめもの治療で済むこともあります。ところが、損傷が深部に達すると、神経を抜かなければならなくなることもあり、最悪の場合には、抜歯になってしまうこともあります。
神経をとると、歯の異変を感じ取る大事なセンサーが失われてしまい、抜歯になると、人工物で歯を補う治療が必要となってしまいます。
● あなたは大丈夫?歯が割れやすくなる条件とは
歯の割れやすさは「歯にかかる力」と「歯の状態」によって左右されます。
まず、噛む力が強い人は当然ながらリスクが高いと言えます。特に咬筋が発達している方、例えばエラが張っている方はその傾向が強いと考えるといいかもしれません。このような方は夜間の就寝中やスポーツ時などに歯ぎしり・食いしばりをしている場合、歯が割れる危険性がグンと上がります。歯ぎしりや食いしばりは、体重以上の力がかかると言われているので、それが繰り返されると歯が割れてしまうのも納得できますね。
次に氷や飴、スルメ、ナッツ類、フランスパンなどの硬いものを習慣的に好んでよく食べていると、歯にヒビが入り、割れてしまいやすくなります。
また、治療で神経をとった歯も割れてしまうリスクが高くなります。神経をとってしまうと、歯に栄養が行き渡らなくなるので、枯れ木のような状態になり、歯自体がもろくなります。
実は割れてしまう歯の多くは神経のない歯なのです。
● 歯が割れないようにするために
歯に過剰な力がかからないようにするためには歯科医院で就寝用やスポーツ用のマウスピースを作るのがおすすめです。また、硬い食べものを習慣的に食べる事は控えるようにしましょう。
しかし、歯が割れるリスクを下げるために何よりも大切なのは、歯を弱くしないようにする、つまり、神経をとらないで済むようにすることです。
そのためには、むし歯で神経を失わないように、「日ごろのセルフケア」と「定期的な歯科医院でのケア」をきちんとしておくことが大事です。
ぜひ、今からでも実行してみてくださいね!
くもい歯科クリニック
〒213-0004 神奈川県川崎市高津区諏訪1-9-1 諏訪平壱番館102
TEL:044-814-3322
URL:https://www.kumoi-dental.jp/
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2024/07/04
こんにちは。院長の雲井です。
7月に入ってもジメジメとした日が続きますね。
気温も湿度も高くなるこの時期は、気を緩めると浴室や洗面台のすみにカビが発生してしまうこともしばしばです。何かと厄介なこのカビ、実はお口の中にも発生してしまうことがあります。
● お口の中にカビ?「口腔カンジダ症」とは
お口の中に発生するカビによって、「口腔カンジダ症」と呼ばれる病気になることがあります。舌や頬、上あごの粘膜に、白っぽいものが斑点状・線状・苔状に付着するのが特徴です。この白い付着物はガーゼなどでこすると簡単に剥がれますが、剝がすと赤くただれていたり、場合によってはヒリヒリとした痛みや出血を伴ったりします。
原因となるのは「カンジダ・アルビカンス」というカビ菌の一種で、実は誰のお口の中にも普通に存在します。「口の中にカビ菌がいる」と聞くと驚くかもしれませんが、カンジダ菌は感染症を引き起こす能力が低い細菌のため、健康な人が口腔カンジダ症を発症することは非常にまれです。
● お口のカビは体調不良のサインの可能性も
健康であれば発症しにくい口腔カンジダ症ですが、乳幼児や高齢者、妊婦、免疫不全症、がんの治療中など、体力や抵抗力が弱っている方は発症しやすいので注意が必要です。
また、家の中のカビと同様に、お口の中が不潔な状態が長く続くと、菌が増殖して口腔カンジダ症を発症しやすくなります。お口の乾燥(ドライマウス)や入れ歯の清掃不良などにも要注意。
ただ、仮に発症してもお口の中の清掃を徹底し、抗カビ菌薬を含むうがい薬や塗り薬を使うことで治すことができます。
● 体のSOSを見逃さないために
口腔カンジダ症はむし歯・歯周病ほど身近な病気ではないものの、誰もが発症する可能性のある病気です。普段はお口の中でおとなしくしているカンジダ菌ですが、体の抵抗力が落ちてくると、途端にその動きは活発になります。
一方で、口腔カンジダ症は痛みなどの自覚症状がないことも多く、何となく体に不調を感じながらも、放置されることが珍しくありません。
お口の健康は体の健康のバロメーターになることも多いため、日ごろから歯科医院で定期的にチェックを受けながら体のSOSをいち早く察知していきましょう。
くもい歯科クリニック
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