2025/01/08
あけましておめでとうございます。院長の雲井です。
お正月にはポチ袋にお金を入れた、「お年玉」をお子さまに渡す文化がありますが、今年はいかがだったでしょうか。近頃は急速にキャッシュレス化が進んでいますが、今後はお年玉もキャッシュレス決済になってしまうのでしょうか。
さて、お金といえば皆さんはご自身の歯を金額に換算するとしたら、どれくらいの値段になるかご存じでしょうか。今回はその答えの手がかりとなる、興味深い事例をいくつかご紹介します。
● 意外と知らない「1本の歯の価値」
たとえば歯科医師を対象に行った「歯の資産価値」に関するアンケート調査では、永久歯1本の価値は「平均104万円」という結果となりました。さらに、過去の裁判では、十分な検査や説明がないまま、抜く必要のない歯を抜歯した損害賠償額として「1本150万円」という判決がでたケースもあります。
この金額を親知らずを除いた永久歯28本で計算すると、お口の中には約3000万円もの資産が眠っていることになります。このように、私たちの歯は想像をはるかに超える大きな価値を持っているのです。
● 将来の医療費や介護費にも影響する!?
歯の健康は、将来の家計にも大きく影響します。ある調査結果では、定期的にメインテナンスを受けている方は、年間の医療費が平均9.5万円、最大で13.5万円も安くなることがわかりました。10年分で換算すると、100万円以上もの差が生じます。
他にも、高齢者を対象にした研究においては、過去6か月以内に歯科を受診した人は、以後8年間の介護費用が安く抑えられるという結果が出ています。
以上のことからも、歯の健康を守ることは、将来の家計負担を大きく軽減できる賢い投資といえるでしょう。
● 「投歯(とうし)」で歯産価値を高めよう!
歯の歯産価値(資産価値)を高めることはお金の問題だけでなく、「おいしく食事を楽しむ」「笑顔で語らう」など、私たちの生活の質にも大きく直結します。近年、歯科業界では「投資」ならぬ「投歯(とうし)」という新しい考え方に注目が集まっています。
「投歯」とは、将来の豊かな生活を見据えて、毎日のセルフケアと定期的なメインテナンスを組み合わせながらお口の健康維持に努める取り組みのことです。当院でも、患者さまお一人おひとりの「歯産価値」を守るため、さまざまなサポートを行ってまいります。ぜひ私たちと一緒に、未来の健康と笑顔のための「投歯」をはじめていきましょう。
くもい歯科クリニック
〒213-0004 神奈川県川崎市高津区諏訪1-9-1 諏訪平壱番館102
TEL:044-814-3322
URL:https://www.kumoi-dental.jp/
Googleマップ:https://g.page/KUMOI?gm/
2025/01/02
こんばんは。
歯科医師の神谷です。
明けましておめでとうございます。
皆さま、昨年も大変お世話になりました。
無事に2024年の診療を終えることができました。
昨年もたくさんの皆さまに支えていただきながら診療を行うことができました。
心より感謝申し上げます。
昨年度は、新しい方々との出会いがたくさんあった一年でした。
今年も引き続き、患者さま皆さまとの一期一会の出会いを大切に、患者さまの口腔内の健康を第一に、診療を行っていく次第です。
2025年も皆さまの更なる飛躍を胸に、日々の業務に取り組み、スタッフ一同、日々精進してまいります。
少し遅くなりましたが、新年のご挨拶とさせていただきます。
皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025/01/02
明けましておめでとうございます。
院長の雲井です🐄
昨年のお正月は、能登半島で大地震があったり、空港で旅客機が炎上したりと大変なことが続いて、おめでたくない気分になってしまいましたが、今年はいまのところ何も起きてなくてほっとしています。
もちろん、能登半島の被災者の皆様におかれましては、今もってお正月どころではない状況が続いていて、本当にお気の毒な事とは承知しております。一日も早く、本当に一日も早く、日常が取り戻せますよう祈念してやみません。
さて、全く話は変わって恐縮ですが、
みなさん、お正月のおせちやお雑煮はお食べになりましたか。
もちろん、食べていない方もたくさんおいででしょうが、食べているという方にお尋ねします。
おせち料理やおもちを食べていて、次のような感じを受けてはいませんか?
・去年、おととしに比べて、料理やお餅が飲み込みにくいと感じませんか?
・食事中にむせやすくなってませんか?
・食事中や食後に、のどがゴロゴロする感じ(痰がからむ感じ)はありませんか?
・食べるのが遅くなってませんか?
・口から食べ物がこぼれることがありませんか?
・食べてから、食べ物やすっぱい液が胃からのどに戻ってくることがありませんか?
・食べてから、胸のあたりに食べ物がつまっているような感じを受けませんか?
この中で一つでも「頻繁に、しばしば」そうなるという項目があれば「嚥下障害」の疑いがあります。
「嚥下障害」は高年齢の方には、誤嚥性肺炎につながるリスクが高い障害です。
年齢を重ねるにしたがって、体には様々な老化現象が現れますが、当然、お口の機能にも同じような劣化現象がおきます。オーラルフレイルというのですが、お口は消化器官や呼吸器官の入り口になっていますので、衰えるとさまざまな障害や病気の原因になります。つまり、全身状態の悪化にとてもつながりやすいのです。
人生100年時代のいま、お口の健康が長寿社会を健やかに過ごすためのキーポイントになっています。
オーラルフレイルを防止するためにも、常日頃からの口腔ケアが欠かせません。ただ、セルフケアだけではどうしても取れないお口の汚れがありますので、これらについては定期的にプロフェッショナルケア・・・つまり、歯科クリニックでのクリーニングなどが必須です。
オーラルフレイルの傾向がある方では、歯科クリニックで改善方法や予防方法についてご指導させていただいております。
ぜひ、ホームケアとプロフェッショナルケアの両輪で、「100歳でおいしくご飯をしっかり食べる」・・・そんな楽しい人生を送っていただきたいものです。
当クリニックも微力ながら協力させていただきますので、本年もよろしくお願いします。
2024/12/03
こんにちは。院長の雲井です。
寒さが深まるこの時期に気になるのは空気の乾燥。お肌や唇のケアに気を遣っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、乾燥のケアが必要なのはお口の中も同じ。「口が渇くだけなのでは」と思われがちですが、お口の中が乾燥していると日常生活や健康面にも大きな影響を及ぼします。しかも、冬の乾燥とは関係なく起こるため、常に注意が必要です。
● ドライマウスの意外な症状とリスク
お口の中のだ液の分泌量が少なくなり、のどが乾いたり、口の中が乾燥し、不快感や痛みが生じたりする病気を「ドライマウス」といいます。
その症状のひとつに昼夜問わずに続くお口のネバつきがあります。この状態が続くと、食事の際に食べものが飲み込みにくくなったり、味覚が鈍くなったりすることがあります。また、滑舌が悪くなるなど、会話にも支障をきたしてしまうことがあります。
次に、気をつけたいのは健康面への影響です。
だ液にはお口を清潔に保ち、細菌やウイルスを殺菌・消毒する働きがあります。
お口の渇きでだ液が少なくなると、むし歯や歯周病、口臭などのお口トラブルが増えてしまうだけでなく、風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクも高まってしまいます。
● だ液腺マッサージでドライマウス対策!
だ液の量が少ないと気になったら、ドライマウスケアがおすすめです。毎日の簡単ケアで、お口を潤していきましょう。
お口の渇きを感じたら、まず実践したいのが「だ液腺マッサージ」です。お口の周りには3つの大きな「だ液腺」があり、優しくマッサージすることでだ液の分泌を促せます。
(1)耳下腺(じかせん):指数本分を耳の前(上の奥歯あたり)に当て、優しく円を描くように10回ほど動かします。
(2)顎下腺(がっかせん):あごの骨の内側にあるくぼみ(柔らかい部分)を3~4か所ほど、順番に5回ずつ優しく押していきます。
(3)舌下腺(ぜっかせん):あごの中心の柔らかい部分を、両手の親指で上向きに10回ほど押します。
● マッサージが難しい方には保湿剤もおすすめ
マッサージを続けることが難しい方にはお口専用の保湿剤もおすすめです。ドラッグストアなどでも手軽に入手できるので、以下を参考に症状やシーンに合わせて使い分けてみてください。
・ジェルタイプ
保湿効果が高く、長時間持続します。夜間の乾燥対策に、就寝前の使用がおすすめです。
・スプレータイプ
手軽に使えて、持ち運びにも便利です。日中のケアや外出先のケアにおすすめです。
・マウスウォッシュタイプ
口内を潤しながら洗浄もできる便利なアイテムです。乾燥が少し気になる方の予防ケアにおすすめです。
お口の渇きが気になりつつも、「これぐらいなら大丈夫」と軽く考えてしまう人は意外と少なくありません。しかし、その状態を放置するとお口の健康だけでなく、日々の生活の質にも影響を及ぼしていきます。少しでも気になることや当てはまる症状があれば、お気軽に当院へご相談ください。
くもい歯科クリニック
〒213-0004 神奈川県川崎市高津区諏訪1-9-1 諏訪平壱番館102
TEL:044-814-3322
URL:https://www.kumoi-dental.jp/
Googleマップ:https://g.page/KUMOI?gm/